主な対象疾患
悪性リンパ腫、急性白血病、慢性白血病、多発性骨髄腫、骨髄増殖性腫瘍、骨髄異形成症候群、特発性血小板減少性紫斑病、再生不良性貧血、自己免疫性溶血性貧血
得意分野
白血病、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍に対して、国際標準の治療成績が得られる化学療法のプロトコールをできるだけ採用し、患者様とそのご家族のご要望に沿って、最善の治療を目指します。また、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病などの免疫関連疾患に対しても国際的なガイドラインに沿った治療を実施します。特に、悪性リンパ腫や多発性骨髄腫に対して、自家末梢血幹細胞移植を併用した大量化学療法を施行し、治療成績の向上を目指しています。また、同種造血幹細胞移植も実施件数を増やし、さらに充実させていきます。検査部と連携し、造血器悪性腫瘍の診断や微小残存病変のモニタリングのために遺伝子検査やフローサイトメトリー検査を積極的に導入しています。
主な治療
最新標準治療プロトコール
白血病、悪性リンパ腫などの造血器悪性腫瘍については、患者・家族との相談の上、患者様の要望に応じた最適な治療を行っています。その他の再生不良性貧血、本態性血小板減少症などの自己免疫性疾患や骨髄増殖性腫瘍に対しても国際的なガイドラインに沿った治療法を実施中です。
造血幹細胞移植
血縁者間骨髄移植、血縁者間末梢血幹細胞移植、非血縁者間骨髄移植、臍帯血移植、自己末梢血幹細胞移植を行なっております
CAR-T細胞療法
2025年1月現在、CAR-T療法としてイエスカルタ(一般名:アキシカブタゲンシロルユーセル)の治療施設として施設認定を受けております。
末梢血幹細胞採取
輸血部と連携し、造血器腫瘍を対象にG-CSFなどのサイトカイン投与後に成分採血装置を用いた末梢血幹細胞の採取・保存を施行しています。
血液細胞核酸増幅同定検査とフローサイトメトリー検査
検査部と連携し、造血器腫瘍の診断や微小残存病変のモニタリングのために遺伝子検査やフローサイトメトリー検査を導入しています。
診療実績